まったりと読書すればいいじゃないですか

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雑記4

「〜に似てるよね」と声をかけられました。
その対象物(人なり、動物なり)に自分が似ているかどうかは定かではありません。
問題はそこではなく、その相手の行動にあります。

まず、なぜ類似物を見つけ出そうとしているのかという点が一つです。
日本人は特にトポロジー(相似、類似)的なものが好きだと言われていますが、どうしてそうなるのでしょうか。
人間は古くから共同体(群れ)を作ることで生活を成してきました。その方が都合が良いから(役割の分担など)です。同じ考えや気の合う人が集まるのも、同じことでしょう。

しかし今回のケースでは、相手は自分自身に似たものを見つけ出している、というわけではありません。
自分とはまったく別の対象物を、他の対象物と照らし合わせて類似を発見しようとしています。因数分解みたいなものです。
これは、「分類整理」に近いものがあるのかもしれません。
スーパーなどで、食品の種類によって分類されているのは、その方が私たちにとって探しやすいという利便性を含んでいるからです。
ですが、今回のケースの「私が誰かに似ている」という情報をその人が得てどうしようというのでしょうか。
これが疑問その一。

次に、なぜそのことをわざわざ私に報告するのか、という点です。
このケースの場合、大抵が嬉々とした表情で伝えてくることが多いです。まるで、そのことが私を喜ばすかと考えているかのような感じです。
実際、誰かに似ていると言われても、ちっとも嬉しくありません。かといって不快にもなりません。ようするに、さして重要ではない情報ということです。
報告されて私の何が変わるのでしょうか。
これが疑問その二。

以上の二点の疑問を解決してくれるそれなりの結論は、「類似という共同体を得ることで人は安心する」と多くの人が無意識に感じているということなのかもしれません。
それがあるから、他人に「類似物がある」と伝えることで、それがその他人を安心させ喜ばせる、と思っているのでしょう。

しかし、現在では、群れを作らなくても生きていける世界へと移ってきています。
そのことが、私のような「共同体なんて必要ない」という(世間的に)偏屈な考えをもたらし、今回のような齟齬を生み出したのかもしれません。

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