人間を幸福にしない日本というシステム
![]() | 人間を幸福にしない日本というシステム カレル ヴァン・ウォルフレン (2000/10) 新潮社 この商品の詳細を見る |
【感想】
外国人からの目線で見た、日本人が当たり前と思っていることの矛盾点を鋭く指摘した本でした。
日本は民主主義とうたっておきながら、ちっとも国民の意思などは反映されていません。
そこには官僚独裁政治がはびこっています。
バブル以後の経済成長の中で、組織や系列などが生まれ、そのネットワークの中でしか生きられない日本が作り上げられてしまいました。
他者は排他的で、組織の中に取り込まれない限り、生き延びることはできないものとなっています。
これは、官僚が原因となっているようです。彼らは日本をよくしようという思いのまま、自分たちの仕事を行なうことで、国民を無視した行動ばかりをとってしまうのです。
日本がよくなるということは、必ずしもその国民が幸せになる、ということには繋がりません。
そこに気づかない官僚たちが、国の保身のためという正義感に駆られ、本当に必要としている国民の意思を無視した行動をとるために問題が発生してしまいます。
そのため効率の悪いものとなり、経済成長が日本を幸せにするという手前勝手な幻想的信念に駆られ、仕事仕事仕事を国民に無限に与えようとします。
彼ら官僚には説明するという責任が欠けています。都合の悪いことになると、偽りの現実を国民に与え、逃れていきます。
これを改善するために国民がなにをしなければならないのか、というところの要点をおいた本となっています。
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