笑いの力
![]() | 笑いの力 河合 隼雄、筒井 康隆 他 (2005/03) 岩波書店 この商品の詳細を見る |
【感想】
多方面の分野からの人たちが、笑いについて言及した本です。
本のタイトルには笑いの力、とありますが特に笑いの効果について語った本ではなく、少し浅いテーマで広く取り扱っていました。
子どもの笑いにいて。子どもというのは、箸が転んでもおかしい年頃というように、大したことのないものに対しても笑う傾向があります。
特に幼稚園から小学校低学年などに対しては、下品なもの「う○こ」だの「○んち」だのとはやし立てるようにして笑いあいます。大人からみればまさしく「臭いものに蓋をしたい」対象であります。
これは、この大人たちの「制限」があるからこそ、笑えるのかもしれません。大人たちが「触れてはいけない」、いわゆるタブーがあるからこそ、笑えてしまうのでしょう。
子どもたちはそもそもよく笑うのに、それが大人になるにつれて、笑わなくなる。
それを、「追い越せ、追い越す」といった日本が持つ特性に原因があるという考えが出てきます。
つまり、余裕がなくなるということです。笑いには、まず余裕があってうまれるということを述べています。
他にもいろんなテーマで語り合っていますが、分野が多方面すぎてきちんとまとまらず、ダラダラした流れになっているのが否めないです。
自分たちの笑った過去のエピソードみたいな流れで、もっと深く掘り下げていくべきだったかも。
【印象に残ったセリフ】
「最後に笑うものが最もよく笑う」
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